猫の食べるタイプのフィラリア予防薬はあるのか?


猫のフィラリア予防薬として一般的によく使われるのは「レボリューション」「ブロードライン」などですが、いずれも液状の薬を背中に滴下する「スポットオンタイプ」の商品です。
人に慣れた猫であれば問題ありませんが、野良猫や警戒心の強い猫だと、体に触らせてくれないのでスポットオンタイプの商品は使いにくいはずです。

であれば、食べるタイプのフィラリア予防薬しかありませんが、その数は多くありません。現在入手できる経口タイプのフィラリア予防薬は「ミルベマックス」ぐらいではないでしょうか。
動物病院で処方してもらうと1ヶ月分で費用は1,200円ほどでこれに診察料が加わります。

しかし、ミルベマックスと同成分のジェネリック医薬品「ミルプラゾン」が通販で販売されており、ミルベマックスより安く購入できることはご存知でしょうか?診察も必要ないので病院に行く必要もありません。

ミルプラゾンはいくつかのお店で取り扱われていますが、それぞれ価格が異なります。
いくつかのお店の価格を調べてみました。

ミルプラゾン(2.0kg-)1箱2個入の価格(送料込)

A社:3,700円
B社:3,570円
C社:2,480円
うさパラ:2,463円
※価格は日々変動するので公式サイトで最新の価格をお確かめ下さい。

調査の結果、うさパラが最安値でした。
なお、仔猫用(0.5kg-2.0kg)もうさパラが最安値です。

うさパラ公式サイトには実際にミルプラゾンを購入して使用した飼い主さんの口コミが多数掲載されているので興味のある方は見てみてはどうでしょうか。


→ミルプラゾンの詳細・口コミはこちら

ミルプラゾンのクチコミ評価

ネット上のミルプラゾンのクチコミについてまとめました。
※表現は一部変更しています。

●小さい錠剤だったのでおやつと一緒にペロッと食べてくれました。

●この薬はほぼ無臭で錠剤も小さいのですんなり服用してくれました

●ミルベマックスより少しお安く購入できるのでこれを使っています

●効果は素人にはよくわかりません。

<まとめ>
猫は経口薬が苦手、という経口にありますが、ミルプラゾンは小さくほぼ無臭のため食べてくれなかったという口コミはほとんど見られませんでした。
価格に関してもミルベマックスより安いということで高評価でした。
しかし、効果に関しては効いているのか効いていないのかわからない、という意見が多かったです。
予防薬なので、予防されているうちは効果がわからない、というのは仕方ないかもしれません。
一方、副作用についての口コミは見られませんでした。

ミルベマックスも通販で購入できますが、割高です

ミルベマックスもうさパラで販売されていますが、ミルプラゾンに比べると割高です。
ミルプラゾンが1箱で2,400円程度なのに対し、ミルベマックスは3,800円程度とかなり高いです。
しかし、どうしてもジェネリックを使用するのに抵抗があるなどの理由があればミルベマックスでもよいと思います。

→ミルベマックスの詳細・口コミはこちら

ミルプラゾンをあげている動画

ミルプラゾンを飼い猫にあげている動画があったので紹介します。
通常は餌などに混ぜて与えることが多いのですが、この飼い主さんは直に猫の口に薬を入れています。
それほど慣れた猫ならブロードラインでいいのでは?と思いましたが、ブロードラインは意外に使いにくく、猫が痒がったりするらしいです。

そもそも、猫のフィラリア対策は必要か?


フィラリア症といえば、犬のイメージがありますが、猫もフィラリア症に感染します。ただ、猫の場合、症状が見えにくく、感染してもわからない場合が少なくありません。

しかし、それだからこそ猫のフィラリア対策は非常に重要です。猫は犬と比べてフィラリア感染率が低いとされていますが、感染しても初期症状がほとんど見られず、進行してから発見されることが多いため、感染しているかどうかがわかりにくい場合があります。

また、猫のフィラリア感染は犬よりも稀ですが、感染してしまった場合には重篤な健康被害を引き起こすことがあります。心臓や肺動脈に寄生して呼吸困難や不整脈、体重減少などの症状が現れることがあります。

猫の突然死の原因としてもっとも確率が高いのはフィラリア症と言われているので、もし飼い猫のことを大切に考えているならフィラリア対策は必須と言えるでしょう。

なお、猫のフィラリア症が犬より稀なのは以下の理由からです。

1.フィラリア感染源の違い: 猫と犬ではフィラリアの感染源が異なります。犬は野生動物や他の感染犬から感染することが一般的ですが、猫は野生動物から感染するケースが少なく、犬よりも感染源が限られています。

2.環境の違い: フィラリアの感染は蚊を介して行われますが、猫は屋内飼育が多いため、屋内で蚊に刺される機会が減ることが影響しています。一方で、犬は屋外に出る機会が多いため、蚊に刺される機会が増えることが考えられます。

3.対策の差: 猫のフィラリア対策を行う飼い主が少ない場合があるため、感染を防ぐための予防薬を投与することが犬よりも少ない可能性があります。

犬と猫では違いはありますが、予防・対策が必要は同じです。なるべく蚊にさされないようにする、予防薬を定期的に投与するなどです。